学びは、まず飛び込んでみてから。経験という名の教科書を、何よりも信頼している。計画が完了するのを待つのではなく、細部が未確定なうちに、まず一歩を踏み出す。確実な安全よりも、味わい尽くす人生を大切にする姿勢は、周囲を巻き込み、新しい風を吹き込むだろう。その決断力は、周囲に活気をもたらす。
しかし、その軽やかな身のこなしは、時に危うさをはらむ。結果を急ぐあまり、足元がおぼつかなくなることもある。投げ出したくなる衝動と、本当の意味で新たな始まりを切り拓くことの境界線が、曖昧になる瞬間があるかもしれない。全てを経験と捉え、困難から目を逸らさないことが求められる。
扉の向こうへ、種を蒔きに行く時だ。手探りの旅路で、種が芽吹くのを静かに待つ。もし、後ろを振り返ってしまったとしても、それが逃避ではなく、次への助走であることを、もう知っているはずだ。その目には、まだ見ぬ景色が映っている。
